選びたくないフード原料[3]コーングルテンミールって何?

投稿者 :KobayashiMay on

コーングルテンミールの正体は?


コーングルテンミールというのは、コーンスターチやコーンシロップの製造過程で産出される副産物です。

ドッグフードやキャットフードの原料としてもよく使われていて、「コーングルテン」と書かれていることもあります。

フードのパッケージに書かれた原材料の中に「コーングルテンミール」や「コーングルテン」の表記があるか、必ず確認することをお勧めします。

トウモロコシは私達も普段食べていますよね。そのトウモロコシから発生するというのに、コーングルテンミールは何故注意しないとならないのでしょうか?

 

トウモロコシは生産量の大部分が遺伝子組み換えになっていることから、トウモロコシ自体の安全性も問題にされますが、コーングルテンミールの問題点はそれ以外にもあります。

 

亜硫酸の残存量が多すぎるので、、


コーンスターチを製造するために使われるトウモロコシは、デントコーンと呼ばれるもので、私達が普段食べているスイートコーンとは種類が違います。
コーンスターチは、そのトウモロコシ(デントコーン)を亜硫酸水に浸して柔らかくして作ります。

亜硫酸水に浸漬させて製造するので、この工程はウエットミリングと呼ばれます。
液状だったものを濃縮、乾燥して粉末化すると、コーンスターチやコーングルテンミールが出来上がります。
単にトウモロコシを砕いて粉にするのとは全く異なり、「化学的プロセス」を経て出来上がった物なのです。


コーンスターチは人間の食材として使われますが、コーングルテンミールは飼料として使います。(アメリカやカナダでは、肥料や除草剤としても利用されるそうです。)
亜硫酸類の残存が多すぎるので、人間の食用としては使えません。


ちなみに、コーングルテンミールに残存する亜硫酸類の量は、二酸化硫黄(S02)として100〜200ppmで、食品への亜硫酸類(SO2)の残留基準は30ppm未満に制限されています。
アメリカのFDA(食品医薬品局)は、食品にSO2が10ppm以上含有している場合は表示を義務づけています。

コーングルテンミールには食品への残存基準値の3〜20倍の亜硫酸類(SO2)が残存しているので食品には使えないのです。


 ペットフードには使って良いの?


亜硫酸類の残留量が多いので人間の食べ物としての使用は不適切ですが、動物用の飼料としては使用できます。

ペットフードは「愛玩動物用飼料」ですから、ペットフード原料に使われても問題ないのです。

ペットフードは、AAFCOの栄養基準を満たすことで「総合栄養食」という名称で販売できます。
タンパク質が何%で、脂肪が何%でという栄養素に関する分析値です。

コーングルテンミールはタンパク質含有量が65%だそうです。
鶏肉と比べてみましょう。
鶏肉の可食部100gに対するタンパク質は(部位によって異なりますが)おおよそ20gくらいなので、含有量としたら20%前後ということになります。

危険性が有るか無いかは全く気にしないで済ませられる人が、フードのタンパク質量のAAFCOの基準をクリアする目的で使えば非常に有用な原料かもしれません。
それを食べた犬や猫の体にどんな影響があるかは分かりませんが、タンパク質の分析値は適性だと言えます。

 

 

選びたくないフード原料[1] 絶対に避けたいミールフード
選びたくないフード原料[2] 加水分解タンパク
選びたくないフード原料[3] コーングルテンミールって何?



この投稿をシェアする



← 投稿順