保護した猫は何歳?猫の年齢判断
投稿者 :KobayashiMay on
■猫の年齢判断 |
保護猫などで正確な生年月日が不明な猫ちゃんも多いかと思います。 我が家の猫たちも皆保護猫もしくは元野良猫なので、年齢等の詳細は判明していません。 体重、歯の生え具合や歯の形状や色目を見ることで、おおよその年齢を見分けることができます。 |
■猫は何歳から大人? |
猫の1歳は人間の18歳程度に相当すると言われます。人も猫もこの時点で大人の仲間入りと考えて良いかもしれませんが、これは親元を離れ独り立ちしていくという、ソーシャル的な観点での定義です。 生物学的には少し異なります。猫は生後6ヶ月から10ヶ月(人間だと10代の前半)になった頃最には初の発情期を迎え、子孫を作ることが可能となる生物学的な大人へと到達します。 ちなみに、人も猫も経験値は重要とされるようで、野良猫が仲間から一人前として扱われるのは3歳位になってからという説もあるそうです。(うちの元野良猫さんに確認できたら良いのですけど・笑) では、おおよその年齢判断の手がかりを見ていきましょう。 |
■体重を手がかりに判断する |
猫の赤ちゃんは、100g前後で生まれてきます。出生直後に100gだった体重は、約1ヶ月で5倍(500g)前後まで成長します。2ヶ月になる頃には、生後1ヶ月の2倍ほど(1Kg)に、3ヶ月になる頃には1.5Kgほどになりますが、これ以降は猫種や性別などによる体重差が著しくなってきます。 1歳の誕生日を迎える頃には、体重増加はほぼ落ちつき、大体3〜5Kg台の体重として成猫となる場合が多いですが、大型猫種はさらに数年かけて体重増加をしながらじっくり成長していきます。 生まれたての子猫の場合は、このような体重推移の経過を見守りながらおおよその月齢を判断することができます。 それに比べ、保護した時点で大人になっている猫の場合、残念ながら大雑把な判断を下すことしかできません。 ~その他の手がかり~ 生まれたての場合は目の開き具合が判断材料に! 子猫は生後1週間ほどで目が開き、3週間ほど経過するとはっきりものが見えるようになります。 もし保護した子猫の目が開いていなければ、生後1週間未満、まだしっかり開いていないウルウルした感じであれば2週間ほど、しっかり何かを見つめている様子があれば3週間以降の子猫だといいうことになります。 また生まれたての子猫は虹彩にメラニン色素が定着していないため、「Kitten Blue」と言われる灰色がかった青色の目をしています。成長につれメラニン色素の沈着が進み、生後1か月ほどで本来の色目に変わるとされています。 目の色も子猫の月齢判断の手がかりにしてみてください。 |
■歯の生え具合を手がかりに判断する |
生まれたばかりの子猫には歯がありません。授乳期が終了する生後2〜3週間くらいすると乳歯が生え始めてきます。 生後6〜7週間(約1か月半ほど)で26本の全ての乳歯が生え揃い、その後に永久歯が生えてきます。 永久歯は、乳歯が生えた後に歯茎の中で形成され、生後3か月頃から乳歯を押し出すような形で生えてきます。 永久歯は乳歯のときに生えていなかった後臼歯4本を加えた30本で、乳歯との入れ替わりが完了する時期は生後6〜8ヶ月頃のことが多いようです。 生後8ヶ月頃は猫が初めて発情期を迎える時期に当たり、歯も、生殖器を含めた臓器も、8か月頃を目安に成熟するようですね。 |
■歯の色目や形を手がかりに判断する |
歯の生え具合を月齢の判断基準にすることができますが、歯の色も手がかりになります。 歯の色目を判断基準にする場合、すでに少なくとも乳歯が生えてきているのであれば、2〜3週齢以上の子猫となります。 永久歯が生えそろったばかりの生後6〜8か月くらいの子猫の歯は、透き通るような白さがありますが、年齢と共にくすみ始めます。3歳くらいになると色目のくすみに加え、歯の磨耗もみられるようになります。 歯石の付き具合が激しく、歯肉炎などの炎症がみられればシニア期の猫である可能性が高まります。 |
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- タグ: 猫の雑学