アメリカから猫と一緒に日本に行く方法----まずは事前の注意点
投稿者 :KobayashiMay on

アメリカは「指定外地域」
アメリカから日本へ猫(あるいは犬)を連れて帰国するためには、色々と面倒な手続きが必要です。
何故アメリカから日本への帰国が難しいのかというと、アメリカは農水省が定める狂犬病の清浄国(=指定地域)ではないからです。
書類に不備があったり、要求された待機日数不足などがあると、日本に着いた時点で、猫さん・犬さんだけ最大180日まで係留検疫として到着空港に留め置かれるか、最悪の場合はアメリカへ返送といった事態に陥る可能性が出てきます。
折角一緒に日本へ辿り着いても、これでは元も子もないありません。
書類は抜かりなく準備し、必要な手続きを慎重に進めなければなりません。
農水省が定める狂犬病清浄国は6地域のみ
アメリカは「指定地域」ではないと書きましたが、日本政府が犬猫をの本へ持ち込む際の「清浄国」と認めているのは下記の6カ国(地域)のみなのです。
アイスランド
オーストラリア
ニュージーランド
フィジィー諸島
ハワイ(アメリカ)
グアム(アメリカ)
と言うわけで、アメリカ本土をはじめとした上記以外の地域(指定地域外)から日本へ入国する犬猫は、日本政府が定める手続きを完璧に遂行する必要があります。
(清浄国から清浄国への移動であれば、いくつかプロセスが少なくなります。)
余談ですが、アメリカからメキシコへの移動は、搭乗前の獣医師による健康チェックと狂犬病ワクチン接種証明書を見せればOKでした。
犬や猫の移動は、移動する国間で色々と事情が違ってくるようですね。
飛行機のキャビンに一緒に連れて行きたいなら

犬や猫は、航空貨物として貨物室に乗せることができますが、飛行機の客室に一緒に連れて日本へ行きたい時は、エアライン選びに注意してください。
今回私は、ユナイテッドのUA837というSFO(サンフランシスコ国際空港)発の便を使いました。
SFOから成田や羽田行きのユナイテッドの便は、多くがANAと共同運行のようで、私が搭乗したUA837は、ユナイテッドからもANAからも予約ができます。(ANAで予約した場合の便名は、多分NH7013です。同じゲートから搭乗します。)
ただし、犬猫をキャビンに連れて行きたい時は、ANA経由の予約はNGです。
ANAをはじめ日本のエアラインは、基本的にPet In Cabinは受け付けてくれません。
アメリカのエアラインでも国際線でのPet in Cabinを受け付けてくれない場合もあるので、フライトの時期や移動する国ごとにPet in Cabinが可能かどうかリサーチする必要があります。
又、ペットのキャビン持ち込み可能枠は便ごとに上限があるので、自分用のチケットをゲットしたら、すぐに”電話で”ペット枠の確保が必須です。(ペット枠のオンライン予約はできません。)
Pet in Cabinを希望する旅客数はそれほど多くないと思いますが、先着順で受付、枠がいっぱいになれば乗れません。
私は、自分のチケットを確保する前に、念の為「Pet in Cabin枠に余裕があるかどうか」電話で確認した上で自分のチケットのオンライン予約。それから改めてペット枠確保の電話という手順を踏みました。
今回のユナイテッドのペット枠の料金は💲150でした。
これはPet in Cabinのためのお支払いで、ペット用の座席はありません。
自分の座席の足元のスペースに収まる大きさのキャリーバッグ(ソフトキャリーの推奨サイズ=約 46 × 28 × 28 cm)に入れて搭乗します。
機内でキャリーバッグから外に出すことはできません。
SFから成田は、11時間程度かかりますので、何時間かおきにピューレを舐めさせて水分と栄養補給をしました。
再び余談ですが、一人で猫を2頭連れてPet in Cabinで移動した時は、もう一人分の人間用の座席購入が必要でした。
誰も座らない空席を購入して、足元の空間に猫さんのキャリーを置きました。
キャビン持ち込みの猫は人と一緒に保安エリアを通過します
飛行機で出入国する際に、必ず保安エリアを通過します。
パスポートや搭乗チケットなどで本人確認をした後、セキュリティーエリアで荷物のX線検査や、ボディーチェックが行われるのが一般的ですね。
猫と一緒に飛行機に乗る場合、キャリーバッグは他の荷物と同様X線検査に通しますが、猫は抱っこして、人と一緒にボディーチェックのポイントを通過します。
キャリーバッグから出すので、ハーネスやリードなどで逃亡防止策を講じておくのが安全です。
キャリーから出た神社(Ginger)さんは、保安エリアでとても人気者になりました(笑)
猫が飛行機に乗るのって、まぁ珍しいですもんね。
猫好きなら思わず抱っこされてる猫さんに話しかけたくなるってもんです。
水が残っていて2回保安検査をする羽目に

保安検査を通過する際に、ペットボトルなどに水分が残っていると没収されます。
今回、猫さんの水分補給もあるので、16ozの水筒を持って保安検査に向かった私。
入り口の手前で、中の水は飲み干し(たつもり)、パスポートのチェックと顔写真を撮るポイントでは、係員のお姉さんに「猫と一緒にフライトなのね」とお話しかけられ、セキュリティーチェックに向かいました。
コートを脱ぎ、PCをバッグから出し、キャリーから神社(Ginger)を出して抱き抱え、ボディチェックポイントを通過。
レーンの上を流れてくる自分の荷物回収をして、スムーズに搭乗口へ向かうはずだったのですが、私のバッグはレーンを直進せず途中で脇にそれて行き、、、
この荷物は誰のだー?という声が、、、
Oh my goodness, It's mine!
水筒に水が入っていると指摘され、すんなり通り抜けることができませんでした。
水筒に1cmくらい水が残っていたとのことで、君には2つのオプションがあると言われました。
選択肢は、
①水筒を放棄して中の水ごと廃棄処分にしてこのまま通過する
②一旦外保安検査エリアの外に出て、水を捨ててからもう一度同じようにセキュリティーチェックを受ける。
ここで水筒を放棄したら、何のために持って来たのか意味不明です。
「もう一回やり直すわ」と伝えました。
試験紙を使い、私が持参していた猫砂をの薬物チェックらしきことをしていたお兄さんに連れられ、保安エリアから外に戻されました。
2回目の保安検査エリア
飲み干したはずだったのになあと思いながら、水筒の水を念入りに捨てて、顔写真ポイントのお姉さんに、Hello againです。
ボディチェックの所でも、あれ?さっき来たよね?と訝しげに聞かれることと相成りました。
2回目の保安検査では、なぜか猫砂のチェックが厳しい。
中身が分かるように猫砂の袋に入れたままで持ち込んだのに、封が開けられているからと入念なチェック。
重いから半分にしてきたの、何も入れてないピュアな猫砂よ。
ウチの猫さん、フライトの途中で携帯トイレで用を足すことは今まで無かったので、猫砂持たずに来ても良かったのだけど、いや万一したくなることがあるかもしれない、と心配過剰な親心。
ホワイトベントナイトの猫砂は、いかがわしい白い粉を隠すのにもってこいのシロモノだと思われたのでしょうか。
入念な安全チェックが施された猫砂は、結局、使われることなく綺麗なまま家に到着したのでした。
実際に必要な書類などの手続きに関しては、続きの第二話でお話しします。
