フリーズドライフードってどんなフード?
投稿者 :KobayashiMay on
熱を加えず、水分だけを抜く魔法のような技術
ドッグフードやキャットフードの世界では、「原料」だけでなく「どう作られているか」という加工アプローチへの関心が高まっています。 低温製法と並んで、素材の力を極限まで活かす選択肢として注目されているのが『フリーズドライ製法(凍結乾燥)』です。
熱をかけて調理するのではなく、「マイナス温度で凍らせてから、真空状態で水分だけを気化させて飛ばす(昇華)」という特殊な作り方をしています。
フリーズドライの核心
最大の核心は「生の食材が持つ栄養と風味を、そのまま閉じ込める」ことです。
高温で一気に仕上げる加工は、手早く大量に作れるのが強みですが、熱に弱い栄養素は変化してしまいます。 フリーズドライ製法は、熱によるダメージを回避し、素材の良さをそのまま残すという考え方です。 だからこそフリーズドライのごはんは、
※生の栄養(酵素やビタミン)がそのまま残る ※お肉や魚の本来の香りが非常に強い ※消化吸収が良く、胃腸への負担感が少ない ※水で戻して、食事と一緒に水分補給ができる
といった、毎日続けるごはんとしての“やさしさ”と“野生本来の食事に近い形”につながります。
「生肉(ローフード)の良さを、ドライフードの手軽さと安全性で与えたい!」という飼い主さまの気持ちを、作り方で支えるための選択肢です。
では、フリーズドライフードが愛犬・愛猫の体にもたらすベネフィットを、箇条書きにして詳細にご説明していきますね。
① 熱に弱い「酵素」や「ビタミン」が生きている
----生の栄養をそのまま届ける----
高温の加熱工程がないため、熱によって失われやすいビタミン類やアミノ酸、そして食べ物の消化や代謝に関わる「酵素」がそのまま残ります。
特に酵素は熱に非常に弱いため、加熱処理された一般的なドライフードでは摂取が難しい成分です。
自然界で肉食動物が生の獲物を食べるのと同じような栄養バランスを、手軽に再現できるのが大きな魅力です。
② お肉本来の強烈な香りで「食いつき」が抜群
----オイルコーティングは不要----
加熱による脂質の劣化や風味の飛散がないため、素材(お肉や魚)本来の香りが非常に強く残ります。
人工的なフレーバーや、表面へのオイルコーティング(油の吹きかけ)に頼らなくても、犬や猫の嗅覚を強く刺激し、高い嗜好性を発揮します。
食欲が落ちているシニア期の子や、好き嫌いが激しい子にもよく選ばれる理由です。
③ 消化吸収率が非常に高く、お腹にやさしい
----本来の食性に近いからこそのメリット----
犬や猫は本来、肉類の消化を得意とする体のつくりをしています。
フリーズドライフードは、形を固めるための穀物などの炭水化物(つなぎ)を大量に使う必要がないため、肉類の割合が非常に高くなります。
良質な生肉由来のタンパク質は消化吸収率が極めて高く、胃腸への負担感が少ないのが特徴です。消化されずに排出される老廃物が減るため、結果として「便の量が少なくなり、ニオイも軽減される」ケースが多く見られます。
④ 水分を加えて「美味しいスープ」として水分補給ができる
----お水を飲みたがらない子へのアプローチ----
フリーズドライの粒は、水分が抜けた跡が細かい空洞(スポンジ状)になっているため、お水やぬるま湯をかけると、あっという間に元の生肉に近い状態に戻ります。(※熱湯をかけると酵素やビタミンが壊れてしまうため注意が必要です)
食事と一緒にたっぷりの水分を摂ることができるため、お水をあまり自発的に飲まない子や、泌尿器の健康維持のために尿量をしっかり確保したい子にとって、非常に有効な選択肢となります。
⑤ 保存料などの添加物に頼らない
----水分が極めて少ないから傷みにくい----
食品が傷む(腐敗する)最大の原因は「水分」です。
フリーズドライ製法は、食材の水分を極限まで抜き取っているため、強力な合成保存料を使わなくても長期間の常温保存が可能です。
「毎日食べるものだから、余計な添加物を体に入れたくない」と考える飼い主様にとって、大きな安心材料となります。
フリーズドライ製法は“手軽で安全なローフード”
生肉の栄養をあげたいけれど、鮮度管理や調理の手間、細菌などの衛生面が心配……。 そんな時に、衛生的に処理された生肉の水分だけを抜き、常温で安全に保存できるようにしたのがフリーズドライ製法です。
毎日のメインフードとしてはもちろん、いつものごはんへのトッピングや、特別な日のおやつとしても、腸内環境や日々の活力をサポートしてくれます。
「毎日のごはんを、少しでも自然の形に近づけたい!」と願う時の力強い選択肢のひとつが、フリーズドライ製法だと私たちは考えています。

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