野良猫は何年生きる?
投稿者 :KobayashiMay on

えっ!そんなに短いの!?
野良猫の寿命は、一般的に平均3~5年程度と言われているのだそうです。
完全室内飼いの猫の平均寿命が15~16年程度(長生きする子だと20年以上)であることと比べると、こんなに短いんだ!と驚いたのは私だけでしょうか。
我が家のアメリカ在住の犬猫は、シェルターアダプションと元野良猫という過去を持ちます。
犬のニーチェ、
アダプトした時は外にお散歩に行くのも、階段の登り降りも怖がりました。
外で男の人に遭遇すると怯えるような仕草を見せていたので、過去に虐待された経験があったのかもしれません。
ミリオンは、サンタモニカのシェルターを訪ねた時に、スタッフや訪問者から距離を置いて、遠巻きに人間を眺めていたのに、娘が近づいていくと急にスリスリしてきたツンデレさん。
そんなわけでOne in a Millionが名前の由来です。
犬の散歩について来たノラネコ
今回日本に一緒に連れてきたGingerは、元野良猫です。
→アメリカから猫と一緒に日本に行く方法
ニーチェのお散歩に行った時、猫の集会?(沢山の猫が三々五々集まってお話ししている風の現場)にでくわしたのですが、10頭以上いた猫さんの中で唯一犬を怖がらず、近づいてきたのがGingerでした。
娘が「あなた痩せてるわねぇー。うちに来たらツナあげるけど来る?」と声をかけたら、本当にお散歩からの帰途、10分ほどの道のりをトコトコ家までついてきました。
家に着いたので、約束したツナ缶をあげたら喜んで食べ、その日はどこかへ姿を消しました。
翌朝お散歩に出かけようと外に出ると、どこからか又やって来て、一緒にお散歩して家までついて来て、ツナ缶食べるとフラッといなくなります。
翌々日の朝は、何と玄関ポーチでくつろいでいました。(当時は、コロナによるシャットダウンでLAから田舎に引っ越して、長閑な田舎町のアパートメントの1階の部屋に住んでいました。)
外に出ると「やっとお散歩の時間ですか?」といった顔つきで見上げてきて、ちゃんとお散歩に同行して、恒例のツナ缶とキャットフードを平らげるという日が3日続きました。
どうも玄関ポーチで寝起きしているようだということで、4日目のお散歩の後で、とりあえずシャンプーしてノミを落として、家に入れてみることにしました。
野良猫のくせに、物怖じすることなく人に懐いてくるので、簡単に確保してお風呂に直行。
ノミを落とせたらOKと思っていたら、顎の下に大きな傷があり、グチャグチャの膿が出ていることが判明。
すぐに獣医さんに連れて行くことになったのでした。
うちの子になりますか?

あまりにも人懐こいので、もしかすると飼い猫?
という疑惑があったので、獣医さんでマイクロチップの確認をしてもらったところ、
チップは埋め込まれておらず、所有者は判明しませんでした。
うちの子にするべくマイクロチップを埋め込んでもらい、
まずは首の傷を治し、その後でエイズや白血病の検査、
避妊手術とワクチン接種という運びとなりました。
獣医さんによる推定年齢は2歳前後かなとのことでした。
→迎えた猫は何歳?猫の年齢判断
乳首に授乳をしていた形跡があったので、出産を経験しているかもしれません。
野良猫の寿命を推定する根拠ってあるの?
野良猫の寿命に関しては、統計などがないのではっきしりた数値を割り出すのは難しいようですが、
保護団体による長年の観察記録から、
「外で暮らす猫は、同じエリアで3〜5年以上生き残っているケースが非常に稀である」
という実態がデータとして蓄積されているのだそうです。
又、動物病院に持ち込まれる野良猫の多くが、若齢〜中年期(3〜5歳程度)であり、
シニア期に達していると推定される野良猫が極端に少ない
という臨床上の経験則や報告も根拠の一つです。
野良猫の寿命が短くなる理由は?
野良猫の寿命が短くなる理由としては
⚫️交通事故
外を歩き回るため、車や自転車との接触事故に遭うリスクが常にあります。
⚫️病気や感染症
ワクチン接種を受けられず、寄生虫や猫エイズ、猫白血病などの感染症にかかりやすい環境です。
⚫️栄養不足と飢え
毎日安定して新鮮な食べ物やきれいな水を確保するのが困難で、免疫力が落ちやすくなります。
⚫️過酷な気候
真夏の猛暑や真冬の寒さ、雨風をしのげる安全な場所が限られています。
⚫️ケガの悪化
他の猫との縄張り争いなどでケガをしても、動物病院で治療を受けられないため、傷口からの感染などで命を落とすことが多くあります。
Ginger の場合は?
Gingerの場合、幸いにもエイズも白血病もネガティブでしたが、ガリガリに痩せていたので、栄養不足と餓えは確実にリスクとして存在していました。
野良猫ですから、交通事故のリスクとは常に隣り合わせで生きていたでしょう。
当時住んでいた地域は盆地気候で、夏は暑く冬は冷え込む土地で、過酷な気候に該当します。
顎の下が化膿していたことを考えると、飢えと栄養不足で傷の治りが進まなければ、ケガの悪化で二次感染などを引き起こして命に関わっていたかもしれません。
シェルターで引き取った子たちは、すでに里親に手渡せるよう、避妊・去勢手術やワクチン接種を済ませてある子達でしたので、野良猫を直接迎え入れてみて、彼らの過酷な生活に、遅ればせばがら初めて考えが及んだ次第です。
カリフォルニアではペットショップで生体販売は禁止
日本に帰ってくると、ペットショップで犬や猫が売られているのを目にします。
カリフォルニアでは、ペットショップでの生体販売は禁止されているので、制度や文化の違いに驚くことの一つです。
子犬や子猫を迎える選択肢として、保護犬・保護猫を選んでくれる方が増えたらいいなぁと思う今日この頃です。


