フードの与え方[1] 〜ドライフードにお湯をかける意義〜
投稿者 :KobayashiMay on
なぜお湯をかけるの?
ドライフードは「カリカリ」と呼ばれるように、乾燥した固形物です。
このカリカリを、毎日カリカリのまま食べているわんちゃん・猫ちゃんがほとんどではないかと思います。
あなたの愛犬、愛猫はいかがですか?
ルシアンでは、このカリカリのドライフードには
是非ぬるま湯をかけて与えてくださるようお勧めしています。
これには2つの目的があります。
①水分不足を補う
②病気発現の可能性を下げる
この二つの目的の「なぜ?」をこれから詳しくご説明したいと思います。
目的その1. 水分不足を防ぐ
水分含有量比較
食べ物の形状 |
含有水分量 |
ドライフード→ |
8~10% |
一般の食材→ |
60~70% |
私達は、わざわざ水分を補給しようと思わなくても、毎日の食事から自然に水分を補給しています。
なぜかと言えば、上の表からもわかるように、私達が普段口にしている野菜やお肉などの一般の食材は、60~70%が水分だからです。
ご飯を食べることで食材が含む水分を無理なく摂取できるのです。
では、ドッグフードやキャットフードを主食にしている犬や猫たちはどうでしょう?
ドライフードの水分含有量は8~10%以下に抑えて作られます。
60~70%が水分の食材と比べると圧倒的に少ないですね。
お水は常に飲めるように用意しています!
はい、確かにどちらのご家庭にも置き水がご用意されていると思います。
いつでも水が飲めるようにしておくことはとても大事です!
しかし、胃の中で胃液と混ざり合って消化される過程で、ドライフードは水分を含んで膨れてきます。
その時点で満腹感を感じてしまったわんちゃん・猫ちゃんは、食後に改めて「水分補給のために水を飲もう!」と率先して行動を起こそうとはしません。
満腹になってしまったら、水分もご飯も口に入れたくないですよね。
毎日の食事のたびにこれが繰り返されていくとどうなるでしょう?
わんちゃん・猫ちゃんが水分不足に陥ることが予測できますね。
目的その2. 胃捻転・腸捻転が起きる可能性を下げる
✖️水分不足で起こるトラブル ▶︎詳細はこちらの記事で |
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- タグ: フードの与え方を学ぶ