療法食は信頼できる?/ペットフードの不都合な真実-5
投稿者 :KobayashiMay on
トラブルを抱えたペット専用に作られたというフードがあります。 アメリカでは獣医師の処方の元で売られるため「処方食」(Prescription food)と呼ばれていますが、日本では薬事法の関係で効果効能を言うことは許されていませんので「療法食」と言う呼び名が採用されています。 獣医さんのオススメだから安心!そう思いがちですね。 しかしながら、実際には、「処方食」や「療法食」の定義や規定は存在していません。 処方食発祥の地であるアメリカで、獣医さんからしか買えないこのフードに関しての訴訟が長い間続いています。 発端は2016年の秋にカリフォルニアで起きた、「療法食は詐欺!」という訴えです。 どういうことかというと、療法食と一般フードの違いは値段だけで、消費者に不当に高い金額を請求する詐欺的商法だというものです。 被告となっているブランドはこちら ヒルズ社、ピュリナ社(プロプラン)、マース社(ロイヤルカナン)、アイムス社の処方ペットフードに対する訴訟は、2017年にその論拠を証明できないと判事が判断し訴えは一旦棄却されます。 しかし2020年7月、カリフォルニア州控訴裁判所は、この重要な訴訟を「地方裁判所が棄却したのは誤りである」との判決を下しています。 最終的にどんな結末になるのでしょう。 同じメーカーの一般フードを食べて病気になったら、同じメーカーのお値段の高い療法食を売る? 一般フードで病気にならなければ療法食なんて必要ないですね。 これは私の素朴な疑問ですが、どうして最初から病気にならないよう、高品質の原料を使ったフードを売らないのかなぁ? |
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- タグ: ペットフードの真実