プレミアムフードの罠/ペットフードの不都合な真実-11
投稿者 :KobayashiMay on
ペットフードの危険性に気づけたのは、ブリーディングの実体験があったからに他なりません。 実際に体験して目の当たりにしたことというのは、理論やエビデンスが云々というところを飛び越えて、生き物の叡智は科学を凌ぐ、あるいは科学は真実に追いついていないのではないかと思えるほど衝撃的でした。 だって、実際に目の前の60頭の犬たちが実証してくれちゃっていますから。 生き物の「命」としての強さ、再生するたくましさも感じました。 今回はそんな中で右往左往していたプレミアムフードとのお付き合いのお話です。 ブリーディングをやっていた時、我が家には60頭ほどの犬がいました。 ヤラーに出会う前でしたから、プレミアムフードを与えていました。 プレミアムフードは、オーガニック認証フードのことではありません。 一般的なフードよりちょっとお値段が高く設定されていて、特別感がある感じに仕立てられているフードで、基準や保証はありません。 |
さて、その時の我が家の飼育環境は、かなり理想的だったと思います。 一ヶ月ごとにトリマーさんにシャンプーをお願いしました。 毎日朝と夕方の二回、庭で運動と日光浴をさせました。 ケージは毎日洗い、室内はアクアリブで空間除菌して排泄臭もありませんでした。 金属アレルギーにならないようステンレス製のケージを用意し積み重ねずに並べました。 |
なのに、なぜかトラブル続きでした。 庭に出て運動させる時、一番問題になったのは下痢です。 他の子にうつらないように、一刻も早く下痢を止めなければと必死でした。 かといって、やみくもに薬を飲ませるわけにはいきません。 下痢の原因の寄生虫や細菌を見つけるため、来る日も来る日も検便を続けました。年間に5,000回くらい。 |
そこで見つかるのはこんなモノたちでした。 コクシジウム ジアルジア トリコモナス |
問題は下痢だけじゃありませんでした。 プレミアムフードを食べてるのに、皮膚が赤かったり、湿疹が出ていたり、涙やけで目の周りが真っ黒だったり、口臭があったり、毛がパサパサだったりと、 トラブルが渦巻いていました。 おかしいなぁ。 プレミアムフードなのに、どうして病気になるんだろう? |
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