ペットフード表記の闇/ペットフードの不都合な真実-8
投稿者 :KobayashiMay on
あなたが愛犬や愛猫のためを思って選んだフード。 その原料に安楽死の犬や猫が使われている心配があるかもしれないというお話をしました →ペット安楽死の闇 →ヒューマングレードの嘘 フードのパッケージに、それが分かるように表記をしてくれればいいのですが、そんなことが書かれていたら誰も買ってくれませんね。 ですから、飼い主さんには分からぬよう、パッケージからは読み取れないようにしておく必要があります。 2009年6月にペットフード安全法ができました。 日本で初めてできたペットフードに関する法律です。 それには、 表示義務項目というのが定められていて、 1) ペットフードの名称、2) 賞味期限、3) 原材料名、4) 原産国、5) 事業者名及び住所の5項目は必ず表示することになりました。 4) の原産国表示の規定では、原料の生産国や遺伝子組み換え原料かに関係なく、日本で製造すれば「国産」フードと表示して良いことはこちら↓の記事でご紹介しました。 参照記事→国産フードは本当に国産? 3) の原材料名の表示にも実に巧妙なカラクリがあります。 表示義務は原則「使用した原材料を添加物も含め全て表示する」と決められています。 全て表示するなら何の問題もなさそうですが。。。。 それはあくまでも原則で「例外」が認められます。 分類名のみで表示される原材料がある場合という附則が真実を隠します。 どういうことかと言うと、例えばチキンと聞いたら誰だって「鶏肉」のことだと思いますよね? しかし、"分類名のみで表示される原材料"は、『鶏類』あるいは『家禽類』又は『鶏副産物』と分類すればオッケーです。 こんなステキな規則があるので、トサカとか羽毛とか書かなくてもいいんです。確かに元はどれも鶏だったのですもの。 肉骨粉だって「肉類」「チキンミール」「ポークミール」などと言えばいいんです。 フードの原料名に「◯◯類」「◯◯副産物」「◯◯由来成分」「◯◯ミール」などど書かれていたら、分類名のみで表示される原料って何だっけ?と是非思い出して「本当は何だろう?」と考えてみてください。 フードのラベルに、「安楽死の動物や、病気で死んだ動物をレンダリングしてできた肉骨粉をタンパク源として使っています」と表示しているメーカーはありません。 人間の食用に適さない動物はレンダリングされ、肉骨粉に生まれ変わり、ペットフードや園芸用の肥料になります。 それなのに、肉骨粉という表示がないのは、分類名のみで表示される原材料がある場合に適用可能な附則という巧妙なカラクリがあるからなのです。 |
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- タグ: ペットフードの真実