ペット安楽死の闇/ペットフードの不都合な真実-7

投稿者 :KobayashiMay on



ペットの殺処分は、日本でもアメリカでも大きな問題となっています。
ペットは「命」なのに、時として「物」として扱われてしまいます。

危険な原料でペットフードが作られているのは、ペットを命として認識していない一つの現象だと思います。


1990年代にレンダリング工場に送られ、ペットフードにリサイクルされていたペットの数は年間で約500万頭であった。
The National Animal Control Association による試算です。

さらに、「安楽死のペットたちはレンダリングされ、肉骨粉へと姿を変えた後、たんぱく質として分析されるため、ペットフードのタンパク源として利用される。」と記載されています。

写真は、アメリカはカリフォルニア州、ウエストロサンゼルス・アニマルシェルターです。



ここは犬のエリアで、通路の両側に、保護されたり、飼えなくなって飼い主が持ち込んだ犬たちがいます。
シェルターに収容されている動物(犬以外に、猫、鶏などの鳥類、ウサギなどの小動物がいます)は、悲しいことにその約半数が飼い主によって持ち込まれるそうです。



2016年の統計によると、年間で760万頭の犬や猫がアニマルシェルターへ運び込まれているそうです。

この子もそのうちの一頭です。



シェルターで保護されている全ての犬や猫が新しい飼い主を見つけられる訳ではありません。
運び込まれた760万頭のうち270万頭が安楽死されてしまいます。
(ASPCA.org の統計資料による)

では、安楽死された犬や猫、 それも年間で270万頭という膨大な数の個体は、一体どこへ行くのでしょうか?



安楽死されたペットがペットフードに混入しているようだ、というのは、アメリカ獣医師会が「ペントバルビタール(麻酔薬の一種で安楽死の際に使用する)に耐性を持つ犬猫が増えている」と提言し、ペットフードを分析したところ、この薬剤の残留が確認されたことから問題となりました。

安楽死に使う薬剤の残留=安楽死された動物が成分、ということになりますね。

 

万一麻酔が必要な事態になった時のことを想像してみてください。麻酔薬に耐性を持ってしまっていたら、麻酔が効かないという大問題が生じます。

「ミールフード」は絶対に避けて!とお話しするのはこのためです。
参照→絶対に避けたい!ミールフード


フードのラベルに「安楽死の動物や、病気で死んだ動物をレンダリングしてできた肉骨粉をタンパク源として使っています」と表示しているメーカーはありません。


しかし、実際は安楽死の動物はレンダリングされ、肉骨粉に生まれ変わり、ペットフードや園芸用の肥料になります。
何故、肉骨粉という表示がないのかは、また後ほど、フード表記の闇という題名で、そのカラクリを説明したいと思います。

 


大切な家族を守るために、愛犬・愛猫のフード選び、一緒に考えてみませんか?

■あなたのフード選びは大丈夫?
チャートで確認してみる
どんなペットフードがなぜ危険なのか、詳細は下記ページで!






この投稿をシェアする



← 投稿順 新着順 →